帰国後すぐにやってくるPTA活動!ベルマーク委員会って何するの?

日本の小学校で初めてPTAの活動に参加しました。各クラス1名ずつ選出されるベルマーク委員というお役です。今回はこのことについて書いてみようと思います。

帰国直後でも関係なし!すぐにやってくるPTA活動

まずはご説明。我が家は上の子供が小学校5年生のときに日本に帰ってきました。新学期から小学校に転入したこともあり、PTA活動の委員決めのミーティングにも他の方と同じ様に自然な流れで参加することになりました。とはいえ、まさか帰国直後の忙しいときにPTAの委員を任されるとは思っていなかったのですが、どの委員会も立候補者がおらず、5年生までPTA歴ゼロの私はかなり断りづらい状況にありました。学校によっては子供の在学中にPTAで担当した役を役職毎に点数制にして記録しているところもあるそうですね…。その場合、私は0点なので即回ってきますね。でも幸い我が子の学校は立候補者ゼロの場合には「じゃんけん」で決定ということで、勝った私はなんとか帰国早々の忙しい時期のPTA委員を免れました。公立小学校の場合、帰国直後でもPTAという仕事が回ってくる可能性があるということは予め頭に入れておきましょう。そうすることで万が一お役に決まっても大きく狼狽することはなくなるでしょう。

結局私は、翌年の小学校6年生のタイミングで「ベルマーク委員」をすることになりました。以下はそのときのお話です。

PTAの運営委員会の1つ「ベルマーク委員」の仕事内容

端的にいうとこの委員の主な仕事は、ベルマークの回収と集計です。隔月くらいの頻度で先生にベルマーク回収袋を渡し、各生徒が家庭で収集したベルマークを回収。それをまとめていく仕事です。まとまったベルマークは最終的に学校の備品購入や寄付などに使われるそうです。

ベルマーク委員のメリット/デメリット

◎ ベルマーク委員のメリット・向いている人 ◎

・時間の自由が利く。
基本は一人で黙々とする作業。なので、自分のペースで作業でき、仕事などで時間の調整が難しい人には良い。

・人間関係の煩わしさはナシ。
人と会う機会が少ないし、会っても作業を一緒にするだけで話し合いで何か決めて進めるようなことは基本ナシ。人と会うのは1年で3回程度。なので、人付き合いが苦手な人には良い。

× ベルマーク委員のデメリット・向いていない人 ×

・人と会う機会が少ない。
なので委員会活動を通してママ友を作りたい、学校のことをよく知りたいという人には不向き。

・単純かつ細かい作業を長時間繰り返すため疲れる。
作業をしていて「これは内職として対価が発生するレベルだわ」と感じました。そう思っちゃう私みたいな人は向いていないかもしれません。笑

仕事をしながらベルマーク委員はできるのか

私もワ―ママで仕事をしながらベルマーク委員をやっていました。結論、働きながらでも全然できます。でも一人でこのベルマークの作業をやっていると、2、3時間かかり時間的な負担がある(しかもそれが隔月毎にやってくる…)ので、私は週末にイベント化して子供たちに作業を手伝ってもらっていました。ベルマークを同じ会社毎にまとめるという作業は、子供がゲーム感覚で楽しくやってくれるので一石二鳥だし、結果的に私(大人)の作業時間は1時間程度に収まりました。

働きながらならできるけど、私は途中まで(受験が終わるまで)は6年生の受験生を抱えてのベルマーク委員でした。これは正直きつかった。仕事×受験サポートですでに全く時間が無い中に、手伝ってくれる人もいないので一人で夜間に行うベルマーク作業。本当に気が滅入ったのを覚えています。(/ω\)

実際にどんな作業が発生するのか

↑ まずは回収したベルマークを同じクラスの生徒一人一人の封筒から出します。上の写真みたいな感じでベルマークの周りが大きく切られている場合には(まとめずらいので)ある程度小さめにハサミで切ります。「ある程度」で良いです。この作業も50枚も60枚もやるとしんどくなってくるので休憩入れつつやります。笑。もうベルマーク熱は冷めていそうな6年生でも1回の回収で150枚位は集まります。

次に、上の写真のように同じ会社(この写真にあるのは「企業番号07」でキューピー)、同じ点数(写真のは6点)毎に集めます。この作業は子供にゲーム感覚で手伝ってもらうのがほんっっとーにおすすめ
そして、10枚集まったものは横5列、縦2列(計10枚)にしてセロテープでまとめます。こういうぴらぴらした素材の細かい素材を並べるのも不器用な私には結構な手間…。受験が終わってからは上の子供に任せました…。

上の写真のような感じになったらできあがり。

最後はそれを、小学校のPTA室のボックスに提出しにいきます。企業コード毎にボックスに入れていく必要があるので、おおまかにでも企業コード順に並べていくのが得策です。


アメリカと日本のPTAの違い

アメリカの小学校でもPTAというものはありました。役職としては会長、会計、記録、副会長(ボランティア担当、資金調達担当、メンバーシップ担当、テクノロジー担当)、財務秘書、監査などがあります。日本ではPTA本部という位置づけになるでしょうかね。ここまでは両国ほぼほぼ一緒だと思います。この役職の方々は両国ともかなりコミットしてPTAのお仕事をしてくださります。(感謝。)

日本ではこの他に、各クラス1~2人ずつ、以下の専門委員会の運営委員を選出します:

特別委員会、学級委員会、校外委員会、広報委員会、ベルマーク委員会、単P委員会、企画委員会、文化厚生委員会、卒業対策委員会(6年生のみ)。これに加えてPTA外で地区半もちろんこれも学校にも寄るとは思いますが、8~9個ほど専門委員会があるわけですね。

それがアメリカでは、

各クラス単位で選出が必要な係は、学級委員(class parents(クラスペアレンツ))だけです。もちろん学校にも寄るとは思いますが…。

不思議!アメリカではどーやって回してるの?!

私も厳密に理解しているわけではないのですが、多分、日本に比べて仕事量を大幅に減らしているのと、あとは人員が必要なときは、PTA・学級委員メンバーが、その都度保護者にボランティア(お手伝い)を募って、それで回しているように思います。ボランティアも毎回それなりに人数が集まってくれるので成り立っているように思います。

日本でも「1回きりのお手伝いであれば行っても良いよ~」という方なら多数いらっしゃると思うのですが、とはいえ「もしそれで誰も集まらなかったらどうするの?」というリスク回避の発想から、委員会を発足して人(責任者)をアサインして確実な人の確保をしようという発想になっているのかもしれませんね?

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