How to Catch a Leprechaun by Adam Wallace

タイトル

How to Catch a Leprechaun (How to Catch… Series) by Adam Wallace, Andy Elkerton (Illustrator)
レプラコーンを捕まえる方法(捕まえる方法…シリーズ)by アダム・ウォレス、アンディ・エルカートン(イラストレーター)

※タイトルの和名が見当たらない私がタイトルを和訳しています

今日3月17日は、St. Patrick's Day(セントパトリックス・デー 又は 聖パトリックの祝日)!ということでこの日にちなんだ絵本です。

米大手書店Barnes &Nobleの「Best Seller」であるこの本を読んでみることにしました。

あらすじ

子供も大人も趣向を凝らして妖精レプラコーンを捕まえようとします。でも、逆に靴紐を取られてしまったり、髪の毛を緑にされてしまったり、といたずらをされてうまく逃げられてしまいます。はたしてみんなはレプラコーンを捕まえることができるのでしょうか。

レビュー

軽快なリズムで進むお話の中で、St. Patrick's Dayの象徴的なキャラクター レプラコーンについて知ることができる一冊。楽しくてあっという間に読み終わってしまいました。この本をきっかけに子供と一緒にレプラコーンを捕まえるクラフトをやってみても楽しいですね。

英語レベル毎のおすすめ度

この本のレベル感からおすすめする読者層を考えてみました。
レベル0:英語知識ゼロの未就学児へのおすすめ度
レベル1:英語10単語は分かる未就学児へのおすすめ度
レベル2:英語の基本的な会話が理解できる未就学児へのおすすめ度
レベル3:中学英語くらいの英語力はある大人へのおすすめ度

どの英語レベルの人にもお楽しみいただける本ではないかと思います。我が家の英語【レベル0】の5歳児はお話しの内容がシンプルでかつ楽しい絵柄なので、飽きずにスッと読めました。大人も、日本に住んでいるとあまりなじみのないセントパトリックス・デーの知識が得られ、またひとつ海外文化への知識を深めることができタメになる一冊です。

せっかくなのでSt. Patrick's Day(セントパトリックス・デー)やLeprechaun(レプラコーン)についても説明します。

St. Patrick's Day(セントパトリックス・デー)って?

今日3月17日は、St. Patrick's Day(セントパトリックス・デー 又は 聖パトリックの祝日)です。St. Patrick's Dayは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、アイルランドだけではなく、アメリカなど他の国や地域でもアイルランド系の祖先を持つ人たちを中心に盛大にお祝いします。

この日は町が緑色に染まります。皆緑色の服を着て、首にはにシャムロック(マメ科のクローバーなどカタバミなど葉が3つに分かれている草の相称)のネックレスをつけたりして、独特の楽しいムードが漂います。

私が以前住んでいた地域(アメリカ中部)ではパレードが行われていました。皆 緑の服を着たり、シャムロック柄のネックレスやブレスをしたり、髪の毛を緑にしたりして集まる、とってもわくわくするパレードでした。パレードの主催側がシャムロックのネックレスやブレス、おもちゃのコインを参列者に投げて振る舞うので、帰るときにはお土産がいっぱいで子供が喜んでいたのを覚えています。

Leprechaun(レプラコーン)って?

さて、今回紹介した絵本の主人公であるレプラコーンについてです。レプラコーンというのは、緑色の服と赤いズボンを着た小さな靴屋のおじさんの妖精で、St. Patrick's Dayに欠かせないキャラクターです。彼は、虹のふもとに金貨を隠し持っていて、レプラコーンを捕まえられた人は、その黄金のありかを教えてもらえるとか、願い事を3つ叶えてもらえるなどと言われています。でも、絵本にもあるように、色々なものを緑色にしちゃったり、とちょっとしたいたずらもするそうです。

Leprechaun Trapsって?

さて、捕まえると良いことがあると考えられているレプラコーン。アメリカの学校では、St Patrick’s dayのcraftとしてLeprechaun Traps(レプラコーントラップ)という、レプラコーンを捕まえる罠を考えるクラフトの授業もありました。

我が子も、金貨でおびき寄せてネットで捕まえる、など考えながらトラップを作っていました。「leprechaun trap」などとサーチエンジンで検索してみると色んなアイディアが出てきますよ。子供たちも楽しんでできるプロジェクトになると思うので、ぜひやってみてはいかがでしょう。

本の作品情報

対象年齢: 英語話者だと4歳~8歳くらいの子供向け
ページ数: 32ページ
発行:2016年
現地では10ドルほどで売られています

本の読み聞かせ動画

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